エアコンに代わる冷房器具のおすすめは?省エネ&快適を実現する商品を紹介

近年、日本各地の夏の暑さが「今までと違うレベルになった」と感じている方は少なくないはず。ニュースでも「命に関わる」「危険」というフレーズが珍しくなくなり、冷房器具なくして安心・安全な生活は送れない時代となりました。

お部屋に設置できる冷房器具で、最も売れている家電はエアコンです。皆様も最初に思い浮かぶのではないでしょうか。しかし、果たしてエアコンは人気商品でしょうか?

エアコンに少なからず不満を抱かれている方は「もっと快適な冷房器具はないのか?」と別の選択肢を探してしまうもの。今回はエアコンに代わる冷房器具の候補を3つピックアップし、それぞれのメリット・デメリットを比較してお伝えします。猛暑日でも室温を快適に保つためのご参考となれば幸いです。

 

部屋で使用するエアコンの特徴

結論を先に申し上げると、冷房能力・省エネ性・快適性・使い易さのどの視点から見てもエアコンは優れた冷房器具です。

しかし、エアコンを使われる方の多くが「エアコン“が”良い」ではなく「エアコン“で”良い」という理由で選ばれているのではないでしょうか。「エアコンが好きで好きでたまらない!」というご意見はあまり伺うことがありません。エアコン以外の選択肢を考える前に、まずはエアコンの特徴を整理したいと思います。

風が直接当たる

室温を30℃とした場合、エアコンの吹き出し口の温度は20℃前後になると言われています。また、風速1mで体感温度は1℃下がると言われています。

そのため、エアコンは冷房で室温を下げ、さらに風を当てることで二重に体を冷やす効果があります。エアコンの冷房で体調を崩してしまうことを「冷房病」と呼びます。冷房病とは、冷房時のエアコンの冷風で体が冷えすぎて血流が悪くなることや室内外の急激な温度差などが原因で起こる体調不良の総称です。特に冷え性をお持ちの方は、エアコンを付けていると日常生活を送ることも辛く感じると言われています。

また、風が体に当たることで鼻や喉の粘膜を乾燥させ、ウイルス感染のリスクを高めるという点にも注意が必要です。

温度にムラがある

エアコンは室内の空気を吸い込み、冷房時は冷却、暖房時は加温して室内に吹き戻します。

エアコン運転時は、室内の空気がこの循環によりかき回されます。暖かい空気は軽く、冷たい空気は重いため、エアコンで強制的に冷房する際には、どうしても床面に冷気だまりが発生。足元の温度が低くなりがちです。ひざ掛けや厚手の靴下がないと辛いというご意見もあります。

電気代が高い

エアコンを使い過ぎた結果「他の月に比べて電気代が高い!」と驚いたご経験はありませんか?

エアコンは省エネタイプの機種でも、使い方によっては電気代が高くなります。エアコンは立ち上がり時に最も多くの電力を消費し、設定温度に達すると少ない電力で運転するという優れた性能を持っています。そのため、節約しようとしてこまめにオン・オフを切り替えていると、かえって立ち上がり運転が増えて消費電力量が増えてしまうことも。

ちょっとした外出程度の時間であれば、付けっぱなしの方がお得になる場合がある、ということも覚えておくと良いでしょう。

 

エアコンに代わる主な冷房器具

エアコンの代わりになり得る冷房器具として3つのタイプをご紹介いたします。

扇風機


出典:Amazon

【メリット】
扇風機のメリットは省エネ性です。人気の羽が30cm程度の扇風機の消費電力は、最大でも35W程度。6畳用のルームエアコンの冷房時の消費電力は650W前後ですので、扇風機の省エネ性はダントツです。また、風を当てる場所をスポットで選ぶことができるのもメリットの一つと言えます。

 

【デメリット】
室温が高すぎる場合には、扇風機の風だけでは涼感を得ることは難しいでしょう。風速1mで体感温度は1℃下がると言われていますが、扇風機の風速は弱運転から強運転で1~3m程度ですので、最大でも下げられる体感温度は3℃まで。室温が30℃程度ならまだ良いのですが、猛暑日などで35℃を超えるといった場合、ほとんど涼しさを感じられないはず。

また、風を起こすためハウスダストやウイルスを空気中に舞い上げてしまうという問題もあります。鼻炎やアレルギーをお持ちの方には、あまりお勧めできません。

 

冷風扇


出典:Amazon

冷風扇とは、本体のタンクに入れた水を一度フィルターに含ませ、そのフィルターに風を当てることで水を蒸発させ、気化熱を利用して室内に冷風を送る冷房器具です。

 

【メリット】
冷風扇は、扇風機同様にシンプルな構造なので電気代は安く済みます。またエアコンのような工事は不要なので後から購入することも可能です。コンパクトでキャスター付きのタイプであれば、どのお部屋でも移動させて使用できることもメリットです。また水用のタンクに保冷剤を入れられるタイプもあり、このタイプであれば涼しさをより感じることができます。

 

【デメリット】
冷風扇は水を使って冷たい空気を送り出す構造であるため、使用中は室内の湿度が高くなります。そのため猛暑日には室内が高温多湿になりがちで、蒸し暑く感じることがあります。また、エアコンのように冷気を生み出す構造ではないため、室温が高い状態では、感じる涼しさにも限度があります。お部屋で使用する場合には、エアコンとの併用を前提に考える必要があるでしょう。

 

スポットクーラー


出典:Amazon

スポットクーラーは、コンパクトタイプのエアコンです。エアコンと同じように取り込んだ空気を冷却し、冷風として送り返すことができます。

 

【メリット】
スポットクーラーは、エアコンのように壁や配管の工事が不要です。そのため、壁の工事が出来ない部屋(マンションなど)に設置する冷房器具としてお勧めです。キャスター付きのタイプであれば、移動して好きな場所で使用することが可能です。

 

【デメリット】
スポットクーラーの構造はエアコンと同じであるため、熱交換を行ないます。冷房した空気を吹き出す際、同時に暖房した空気も吐き出します。そのため、熱風を排気ダクトなどを設けて外に出さなければ、室温を下げることはできません。さらに、熱交換した際にドレン水(結露水)が発生するため、定期的に手動でタンクから排水する必要があるなど手間もかかります。

なお、スポットクーラーはエアコンと比べて電気代が高くなります。家庭用スポットクーラーの消費電力は、700W~2000Wほど。6畳用エアコンの冷房時の消費電力が650W前後(最大でも1000W程)なので、エアコンよりも電気代は高くなるでしょう。

これらの理由から、エアコンを設置することが難しい環境であり、どうしても冷房しなければならない環境に設置する冷房器具だとお考えください。

 

エアコンに代わるおすすめの冷房器具は【ecowinHYBRID】

仕組み

ecowinHYBRIDとは、エアコンの配管と接続することで、エアコンの余熱を再利用して運転する輻射式冷暖房システムです。

ecowinHYBRIDの輻射パネル自体には動力が存在しないため電気代はゼロ。あくまで電力を消費するのは接続されたエアコンのみです。さらに、エアコンの余熱を再利用する構造なので、高性能エアコン単体運転時と比較して、ecowinHYBRID運転時はエアコンの消費電力を最大約34%削減します(※)。
※早稲田大学環境総合研究センター実証評価

 

魅力・人気の理由

輻射式冷暖房の特徴は、床面から天井までほぼ均一の温度に冷房できること。エアコンのように温度ムラによる底冷えが発生しにくく、優しく、ひんやりとした自然な涼しさが人気の理由です。

 

<従来の冷房器具の弱点を克服します>

・エアコン単独運転時と比べて消費電力を最大約34%削減(※)

・お部屋全体の温度を均一にするため、温度ムラがない

・微風運転なので、風切り音・運転音をほぼ感じず、ホコリを舞い上げない

・操作は簡単!エアコン付属のリモコンで操作するだけ

・冷房時のドレン水(結露水)は自動排水が可能

 

商品概要

ecowinHYBRIDは、お部屋に応じて選べる3タイプをご用意しています。

◎SCREENタイプ(自立型/壁付設置)

LDKなど20畳~30畳ほどのスペースに適しています。
※自立型の設置であればパーテーションの役割も果たします。

 

◎WALLタイプ(壁掛設置)

LDKや主寝室など10畳~16畳ほどのスペースに適しています。

 

◎LOWBOYタイプ(壁掛設置/横型タイプ)

LDKや主寝室など10畳~30畳ほどのスペースに適しています。
※Long/Shortからお選びいただけます。

 

【まとめ】冷房装置も適材適所が大事

エアコン

冷房能力・省エネ性・快適性・使い易さの総合評価で、やはりエアコンは優れています。「エアコンの風による冷え過ぎ・乾燥が苦手!」という方でなければ、お部屋の冷房器具にはエアコンをお勧めします。

扇風機・冷風扇

「購入費用・電気代をかけたくない」という方には最適です。ただし、いずれも冷房能力はエアコンに比べて低いため、猛暑日にはエアコンと併用するなどの工夫も必要になるでしょう。スポットでの利用に向いているので、暑がりの人だけ、寝室だけといった局所的な使い方をしたい方にお勧めいたします。

スポットクーラー

エアコンの設置工事ができない環境で、それでも冷房しなければ居られないというお悩みをお持ちの方にお勧めします。電気代はエアコンに比べて高くなるため、使用する場所や時間帯を限定するなどの工夫が必要となるでしょう。

ecowinHYBRID

エアコン単体と比べると、輻射パネル費用や取付工事費が必要になるため、導入コストは高くなります

ただし省エネ性が高いため、長期的に使用する場合にはecowinHYBRIDの方が割安になる場合もあります。また、冷房能力・快適性・使い易さの総合評価では、エアコンを超える最新の冷房システムと言えます。輻射式冷暖房の快適性はどのようなものか、一度は体感してみたいという方は、ぜひ体感ショールームをご利用ください(要事前予約)。

 

<ecowin体感ショールームはこちら>